SUMMARY OF THE PROJECT

月面という人が活動することが難しい環境で、科学的重要性の高い未踏エリアの探査や、人の長期滞在のための居住設備・環境の構築等のミッションを行うAIロボットシステムを開発する。  ここで開発するAIロボットは、ミッションの目的に応じて自己再構成ができ、その部品は月面上で修理・自己再生できる変幻自在な「自己再生型AIロボット」であることを特徴とする。  2030年から2050年にかけてこのようなAIロボットを月面に送り込み、2050年までには月面での持続的な資源利用拠点や有人滞在拠点を構築し、人が月面上で創造的な活動を行う時代を拓くことを目指す。 

RESEARCH RESULTS

  • ROBOT

    自己再生型
    モジュラーロボットの
    設計・試作・機能解析

  • AI

    階層型強化学習による
    分散型AIの実現

  • CONTROL

    複数ロボットによる
    拠点構築の統合制御

MILESTONES

  1. 地上評価ロボットモデルの開発および評価
  2. 地上評価ロボットモデル完成
  3. 月面での実証実験
  4. 月面拠点の構築
2024年
モジュラーロボットのハードウエアに制御ソフトウェアを実装した評価試験/デモ
2次試作を行い、2025年6月までに最終モデル完成
2025年
最終形態のモジュラーロボットの実証デモ
2030年
ロボットモジュールおよび構造物モジュールを月面に持ち込んだ実証実験
2050年
月面での持続的な資源利用拠点や有人滞在拠点を構築し、人が月面上で創造的な活動を行う時代を拓くことを目指す